たまに着物で稽古をすると、襟の汚れが気になるので、つけ襟を付けたらぶかぶかと浮いてくる。また、着物の裄丈が長いのが気になって、そのたびに呉服屋の華やさんに聞きに行く。広襟を弓道の時に着るとき少し面倒なので、半分にして縫い付けたら、なんかおかしい・・と、尋ねると、半分にして縫っては襟がよれるし、広襟はきれいに着るためにあるので肩のところまで縫ったらよいとのこと。何でも楽にしようとして本来の意味が分からなくては駄目なんである。いつも、つまらない質問にも丁寧に相談にのってくれる上にコーヒーまでご馳走になる。
着物を切る話や、着物を長くしたり短くしたりすることの難しさも聞いた。また、着物を縫う仕事の大変さを聞くと、縫い賃はもっと取っても良いのではと思ってしまう。かといって、買い手側になれば安いほうが良いに決まっているが。
たたんでタンスの前に置いてあった着物を、弓道の時に着ようかと思っていたものが、背筋のところがたとう紙に入っていたにも関わらず、日焼けして色が抜け落ちてしまった。がーーん。それも、染めなおしてもらったら、前よりずっといい色に仕上がって嬉しくて仕方がないが、残念ながらなかなか着る機会がない。
今度の審査には、ついに切ってしまった着物を持っていくので、染めなおしの着物はそっとタンスに入れた。